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サンフランシスコ交響楽団のアジアツアー:上海その2

サンフランシスコ交響楽団のアジアツアー:上海その2

ティルソン・トーマスとサンフランシスコ交響楽団のアジアツアー2012。上海公演の2日目。

東京公演のネタバレにならない範囲で、注目点や感想をアップしています。

 

2012年11月15日 上海東方芸術中心
【プログラム】
ルー・ハリソン:パシフィカ・ロンドより「宮廷の一族」
ヘンリー・カウエル:MUSIC 1957
マーラー:交響曲第5番

 
  • アメリカン
    本日のコンサート前半はアメリカ作品。最初にトーマスがマイクを持って話をしました。通訳つき。話の内容は、サンフランシスコの姉妹都市である上海の国際音楽祭で演奏できて光栄であること、アジアの音楽に影響を受け、作品にアジアの楽器を用いた2人のサンフランシスコの作曲家の曲を演奏するので、親近感をもってもらえたらうれしいというもの。

曲はルー・ハリソンが、弦楽器やオルガン、ハーモニウムなどを主体に韓国の雅楽をオーケストラで表現したような響きの作品。ヘンリー・カウエルは金管楽器や打楽器も入り、アメリカの民俗的な素材とアジアをミックスしたような曲。MTTの選曲は面白いアイディアだと思いますが、上海の観客のウケは今一つだったような印象でした。

  • マーラー
    台北公演は公演が5日連続した最終日だったので、オーケストラ団員の方たちはやはり疲れがあったようでしたが、上海ではそうした疲れに起因するのであろうミスもなく、まとまっている演奏でした。

今日驚いたのは、上海のお客さんは演奏中に席を立って平気で帰っちゃうということ。とにかくばらばらと席を立つ。静かな箇所でも、あと十数小節で楽章が終わるという箇所でもお構いなし。特に3楽章は長いので、席を立つ人が目立ったような気がしました。私が凍りついたのは、トーマスが席を立つ人に気づいて振り返ったこと。「あちゃー」と思いました。そこでやる気をなくすかとハラハラしましたが、4楽章はがんばっていました。弦楽セクションの方々のチームワークに救われたと思います。

演奏が終わったとき、たくさんブラボーの声がかかっていましたし、スタンディング・オベーションしている人もいましたが、上海の聴衆の反応の標準がわからないので、それがどの程度の反応であるかは不明。私の感触では、おそらく圧倒的というほどではなかったのではなかろうかと思われます。コンサートの前半が盛り上がらなかったせい?やはりユジャがいてコンサートの前半が盛り上がると、後半に勢いがつく。“気”が違うように思います。

(2012.11.18)

 

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